EMSコードとは
血統書や募集情報を見ていると、BSH a 03 や PER ns 22 といった文字列に出会います。これがEMSコードで、Easy Mind System(イージー・マインド・システム)の略です。FIFeなどの団体で使われ、同じコードは品種をまたいでおおむね同じ意味を持つ、という考え方に基づいています。ただし実際にどのコードや組み合わせが認められるかは品種ごとに異なります。これは遺伝子の報告書というより登録・認定の仕組みですが、コードはしばしば背後にある遺伝を映し出します。構成要素をいったん覚えれば、たいていのコードはひと目で読めるようになります。
コードの組み立て方
コードは決まった順序で左から右へ読み、まず品種、次にベースカラー、続いてシルバーやゴールデンの有無、そして白の量と模様、最後に指定されていれば目の色、という並びです。品種は短い略号として最初に来ます。たとえば BSH はブリティッシュショートヘア、PER はペルシャ、MCO はメインクーンです。すべての要素がどのコードにも現れるわけではないので、短いコードは単に描写される特徴が少ないというだけのことです。この決まった順序で読むことが、長いコードでもほどく鍵になります。
色、模様、そして数字
ベースカラーは一文字で表され、たとえば n は黒、a はブルー、d は赤、e はクリームで、トーティ(サビ)の色には f や g といった専用の文字が与えられます。色のあとの s はシルバーを示し、その後の数字が残りを表します。01 から 09 は白の量を、20番台は模様を表し、22 はクラシック、23 はマッカレルのタビーです。カラーポイントは 33 で示され、61 から 64 のような最後の組が目の色を記録します。ですから BSH a 03 はブルーと白のブリティッシュショートヘア、MCO n 22 は黒のクラシックタビーのメインクーンです。
組み合わせて読む
順序と文字を頭に入れておけば、いまや早見表がなくてもほとんどのコードを読めます。たとえば PER ns 22 は黒シルバーのクラシックタビーのペルシャ、RAG n 33 はシールポイントのラグドールです。見慣れないコードに出会ったら、品種、色、数字に分け、一つずつ順に取り組みましょう。認められる色は品種によって異なることを覚えておいてください。ある品種で有効な組み合わせが、別の品種には存在しないこともあります。